風土
☑思い出とは思い入れの深さのことなのかな
出身地というか僕が小学校4年の途中まで過ごしたのが三重県四日市市。四日市市内でも一度引っ越してるんだけど、僕は4つ目の小学校を卒業しました。埼玉県和光市の北原小学校第2期目の卒業生。校歌が出来て初の卒業生。1期目の方の時にはまだ確か校歌が出来てなかった。
埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。
その後も就職やら親の引っ越しやら何やらで10回くらい引っ越しを経験して今の場所に住まいを建てた。だから僕にはいわゆる幼馴染とか、この場所で生まれ育ったんですっていう場所が残念ながらありません。だから故郷と呼べる場所や幼馴染がいる方が羨ましい。だって今から後追いでそれを作ることって出来ないもんね。
不思議なのは四日市の自分が育った家よりも夏休みやお正月に過ごした父の実家や叔母の家、その周辺の景色、風景の方が思い出がいっぱいあります。何でだろう!?でも思い出があるっていうことはその場所に思い入れがあるということですよね多分。
☑伝統やしきたりを守るということ
7月の末にあった夏祭り。僕は自分の住む町内でなはい地区のお神輿を10数年担がせて頂いています。27歳の時に入会した比企青年会議所の先輩がお神輿に誘って下さったのがご縁です。
自分の住む東松山のお祭りに何か特別な思い入れがあったとか昔からお神輿を担ぎたかったとか神社仏閣にメッチャ興味があるとかそういうことでは全くなかった(笑)。ただただ先輩に誘って頂いて、じゃあせっかくだから一回担がせてもらおうかな!?っていう程度のことだったと思います。
そんな興味本位の僕が初めて当日を迎えた時・・・地元の方々のお神輿に対する並々ならぬ思い入れの強さ、古くからの伝統やしきたりを守ろうとされているお気持ちが凄く伝わって来て驚いたのを今でも覚えています。
☑風と土が交じり合って風土を形作る
町会長や青年部の方がお話しされるときには頭に巻いているハチマキは取らなくてはいけないとかも知らなかった。人の話を聞くときに帽子を脱ぐのと同じなんですねきっと。
古くから代々この街で生まれ育った方々。そしてある時、何かのご縁でこの街に住むことになった人たち。生まれ育った方々は古き良き伝統を次世代に受け継ごうとされている。僕のような新興住民はほとんどそういうことは知らないから今どきのライフスタイルで過ごす、過ごそうとする。
どちらが良いとか悪いとか、古いとか新しいということじゃない。どちらか一方だけでは町は成り立たない。どちらの考え方も必要で大事。そんな接点の一つがお祭りなんじゃないかな!?って、ふと思った。
風土。昔からこの街に根付いている方々を仮に「土」とするならば、新たにやってきた僕たちは「風」なのかも知れない。両方が良い塩梅で交じり合ってその街の風土を形作っていくんじゃないかな。今日はそんな感じのブログです。
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