軽井沢「堀辰雄文学記念館」「旧近衛文麿別荘」「雨宮御殿」 文化施設
軽井沢は避暑地として、高原リゾートとして、またガストロノミーとして一流の味を堪能しに美食レストランへ、スキー、リゾートホテル、温泉、アウトレットモールでお買い物三昧、などなど魅力は多岐にわたる。そんな中で意外と見落とされているのが文化施設。
☑軽井沢町のお得な文化施設共通券のご紹介
標高1000メートルエリアの澄んだ空気に加えて雲場池、白糸の滝、教会、美術館などなど、たくさんの名所、観光スポットに超一流美食グルメの宝庫である軽井沢。
そんな中にあって「もう有名なスポットは一通り巡ってしまって見るところないよ」「ちょっと時間があるんだけどどこか良いところないかな!?」「雨が降ってきちゃって参ったな」という方に軽井沢町が運営している文化施設のご紹介。
埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の軽井沢大好き宮村です。
まずは施設の前に軽井沢町のお得な文化施設共通券のご紹介です!!
https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1001000000928/index.html
なんと通常一つの施設の見学料金が200円~400円するところ共通券を買うと600円で5か所の施設を全て制覇出来てしまうというお得なチケット。購入日より1か月間の有効期限付きだが、それぞれの場所が近いので一日掛けて全部見てしまうというのもおススメ。
各施設の受付で購入できますよ。
☑堀辰雄文学記念館
「風立ちぬ」「美しい村」「菜穂子」などの代表作で有名な堀辰雄先生。特に「風立ちぬ」は軽井沢に滞在して書かれたと言われているし、晩年は記念館のある追分地区に暮らされていたそうだ。
自筆の原稿や生涯の分かる写真などが多数展示されているが僕の目を引いたのは右下にある書庫。生前、堀が完成を楽しみに蔵書が指示したとおりに並べられているが、僕は建築屋の端くれなので建物そのものをじっくりと見学させて頂いた。
特に興味深かったのが雨戸(笑)。写真で伝わるだろうか!?樹皮で覆われていてその樹皮は小枝で留められている!!無垢の立派な面板を竹で留めたものは見たことがあるが小枝とは風情、趣があって素晴らしい。
他にも屋根材や基礎の設えなどで疑問点があったので、一旦、受付に戻って係の方に色々とお聞きするとご丁寧にお応え下さって感激した。是非、展示作品などと併せて書庫の造りもご覧頂きたいと思う。
☑旧近衛文麿別荘(市村記念館)と雨宮御殿
少し分かり辛い説明だが、近衛文麿総理大臣が別荘として使用していた建物を市村家が買い取り、その後、軽井沢町に寄付されたので 旧近衛文麿別荘(市村記念館)と呼称されているようです。
僕は何度かこの場所に足を運んだことがあるがハイシーズンであっても他の見学者と遭遇したことがない。なので当時の古い洋館を周りを気にすることなくじっくりと堪能できる可能性が高いハズ(笑)。
そして隣接した敷地に建つ立派な日本家屋は雨宮御殿と呼ばれる建物。中央の写真2枚。この御殿は何もなく荒野だった軽井沢にカラマツを植林し今の姿の原形を開発した雨宮敬次郎の邸宅跡。この日はちょうど軽井沢出身の書家稲垣黄鶴先生の展示会が無料で開催されていた。
作品も去ることながらやはり僕は建物そのものに興味津々なのでやはり他に誰も見学者のいない建物をじっくりと見学させて頂いた。軽井沢での観光向け歴史的建造物と言えば、どうしたって旧三笠ホテルや軽井沢ショー記念礼拝堂を見てお終いとなってしまうがこちらもおススメです。
そして右端の写真が追分宿郷土館。歴史を感じるジオラマや模型、復元品などが必見。軽井沢と言うよりもご当地追分地区の歴史変遷が一目で理解できるめちゃくちゃ立派な施設。さすが地方交付金を受けていない軽井沢町。財政豊かだなー。と実感できる施設でもある(笑)。
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