水道管の凍結・破裂にご注意ください

一般的にマイナス４℃が水道管の凍結が起こる目安といわれています。
冬季は急に寒くなり、朝起きて、水が出ないという日が出てくるかもしれません。 
また、水道管の破損・破裂により室内の水栓器具から水漏れしている、部屋をでたら、水が染み出ている、噴き出ているといった状況があるかもしれません。
 
そんな時は慌てずにまずは状況確認、管理会社や関係各所への連絡をお願い致します。

寒い日の朝に水が出ないとなれば凍結を疑ってください。
気温からの判断になりますが、マイナス４℃を目安として判断頂ければと思います。
日陰になりやすい、風が当たるなどの寒くなる要因があるとマイナス４℃でなくても凍結する可能性があります。

まずは日中の気温が上がり、自然解凍をされるまで待ってください。
不便かもしれませんが基本的にはこれしかありません。
熱湯などをかけて解氷を試みるなどはしないようにお願いします。

あとは管理会社や行政（水道課）等に確認を頂いてもと思いますが、凍結かどうかの確認作業はできても対処（解氷作業）は出来ないことはご承知ください。
どの部分で凍結しているのか、どこからどこまでが凍結をしているのかの判断をすることは非常に難しく、対処を求められても応じることができません。 

蛇口付近を温めて対処する方法も紹介されていますが、建物によっては自室（水栓器具）から離れた場所で凍結していることも多いため、効果は様々です。

水が氷ると体積が増え、給水管を破裂させることがあります。
ひどい時には噴き出すような事態になる場合もあります。

まずは管理会社や関係各所へのご連絡をご協力ください。

①自室（室内、給湯器やその付近）
可能であればまずは元栓・止水栓を閉めて下さい。
そのうえで管理会社に連絡をお願い致します。

②共用部、他室 
とにかく管理会社にご一報ください。
どの部分からどのようにと可能な限りで状況をお伝え頂ければと思います。

元栓の写真を載せておきますので、参考にして頂ければと思います。
敷地内の地面にある青いフタの中や玄関ドア横のパイプスペース内に水道メーターがあり、その横にレバーやハンドルがついています。
 ハンドルだったり、レバーだったりと形状は様々です。


給湯器は室外にある為、凍結による漏水を起こす事があります。
給湯器には凍結防止機能が付いていますが、リモコン無しのタイプや古い年式のものにはついていないことがあります。
給湯器の水漏れの際には給湯器本体に供給する水道管の止水栓を止めて頂ければと思います。（浴室以外は使用できるようになります。）
給湯器の本体から漏れている際には管理会社とあわせてガス会社に連絡を頂くと対処がよりスムーズに進むことがあります。

【少量の水を出しておく】
寒冷地域などは日常として行っていることですが、蛇口を完全に閉めず、ちょろちょろ程度の水を出しておきます。
管の中の水が流れ続けていれば、凍結防止対策となります。

他にも水道管に保温材を巻く、追炊（保温機能）を作動させておく、水を抜くなどの対策もありますが、ほとんど凍結することが無い地域に住んでいたり、賃貸住宅や慣れない個人では対策は難しいと思います。
 

水が出ないと不便だし、漏水していると焦る気持ちが出てくると思います。

まずは落ち着いて状況確認、どうすればいいかわからなければ管理会社等に連絡をしてください。