スペイン カタルーニャ バルセロナ旅行 番外編 「#バルセロナで盗難被害にあってしまったら!!」
海外に出掛けるとスリやひったくりが多いから、出歩くときにバッグを体の前で抱える、ポケットに財布などを突っ込んで歩かない、わざとアイスクリームを体に付けてきて慌ててるときに盗む、などなど聞きますよね。僕たちも十分注意してましたがやられました。
#バルセロナでスマホを盗難被害
毎日のように街角のカフェ2,3軒で休憩していたのですが、この時は屋外、お店の目の前の歩道に置かれたテーブルと椅子に座って寛いでいました。
旅行中は何かと気を付けていたつもりでしたが甘かった。ついつい日本にいる時と同じ感覚になってしまっていました。
珈琲を飲んでケーキも食べ終わり、そろそろ行こうか!?とほんの数メートル先にあるゴミ箱に妻が「ゴミを捨てに行ってくるね。」「うん。お願い。」という一瞬の隙だったようで全く気付きませんでした。
時間にして10秒くらい!?席に戻ってきた妻が「リュックの中に放り込んでいたスマホがない!!」「えっ!?」
僕がずっと荷物を見ていれば済んだ話だったと思うのですが、視線の範囲内のゴミ箱にゴミを捨てに行くだけだからと言うか、特に何も考えず次の移動先の確認で自分のスマホを覗き込んでいたのを全て見ていたと思われる犯人が、恐らく歩道を歩きながらリュックの中に見えているスマホを何気なく盗んでいったんだと思います。
人が必要以上に近付いて来たり、不自然に走り去る気配などは全く感じませんでした。
恐らく、しばらく前から明らかに観光客で油断のある僕たちを観察していて、この瞬間を待っていたのだと思います。
他の場所で盗まれるか、落っことした!?とも一瞬思いましたが、このカフェの、この席で、妻は自分のスマホでケーキを撮ったりしていたので、確実に今、盗まれたのです。
#バルセロナで盗難 まずやったこと
後で色々な方から聞きましたが、スマホのデータや国際電話をかけまくるために盗むのではなく、アフリカなどに転売するためにスマホを盗むそうで、データの悪用はほぼないそうです。でも、その時はそんなことは知らないのでとにかくパニックに陥りました。
何があっても自分は冷静に判断、思考出来ると思っていましたが、盗難の事実に気付いてめちゃくちゃテンパりました。
その時に思いついてやったことは
・利用しているAUに電話。画面ロックはしてありましたが電話の機能を止めてもらいました。
・スマホから銀行の入出金、アマゾンで購入など、その他のアプリを開くと買い物やお金を動かせることに気付いて更にパニック。日本にいる息子に連絡を取ったら、スマホの画面を起動させた途端に全ての機能が消滅するようという手配を自宅パソコンでやってくれました(息子はIT系なのでこのやり方は僕には分かりません。)
・幸いにもカード類や現金は盗まれていないので、ある意味安心していたのですが、僕のクレジットカードやパスポート、その他を紛失、盗難された時のために、妻のLINEにカードの両面、その他の大事なモノの画像を控えとして全て送っていたことを思い出して、更にパニック。
・僕の方のカード会社に順番に連絡して全てのカードの機能停止依頼。この後、買い物出来ないじゃんと思ったのですが、三井住友のVISAカードだけはナンバーレスだったので悪用の心配はないので連絡する必要もなく助かりました。
・カード会社からスマホの費用などは旅行保険で賄えるが、最寄りの警察に届け出てポリスレポートをもらっておいて欲しいと言われました。とは言え、警察に行っても英語もスペイン語しゃべれないしムリです!!と答えたら、それはそれで自認書という書類で帰国後の処理でも大丈夫な場合もあると言われ一安心。
僕のスマホでそれぞれの連絡先をネットで調べて電話すると言う繰り返しで、その連絡先の電話番号が分かりづらいのが一番厄介でした。
その時は冷静な思考が出来ず、帰国後、検索してみたら在バルセロナ日本国総領事館のHPに、それぞれの電話番号などが詳しく書いてくれてありました。
https://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/accident.html
#バルセロナで盗難 #海外旅行の際はスマホのIMEIを控えていくこと!!
盗難にあったのはお昼過ぎ。その日は失意のどん底でしたが、夕方からの観光予定を済ませて、翌朝、気を取り直して、被害届をもらいにダメもとで現地の警察に行ってみる事にしました。
3か所警察署があるようで、どこに行ったら良いのかわからない。
前日までの観光で少しだけ地の利がありそうなゴシック地区、観光にも出かけたグエル邸と同じ通りにある
Mossos d'Esquadra - Ciutat Vella
へタクシーで向かいました。
冒頭の画像です。
入口に日本と同じように警備の警察官が立っていたので、グーグル翻訳で事情を説明、中に入ろうとしましたが、中々入れてくれません。
「スマホが盗まれただけだろ?それだけのことだよ。」
「手続きに何時間も掛かる。」
「いつ帰国するのか?」
そんな感じで、恐らく盗難事件なんて山ほどあって、いちいちそんな小さな被害には付き合ってられないよという趣旨なんだと思います。
保険会社に届を出すために被害届が必要なんだ、と何度か交渉してやっと入れてくれました。
受付で事情を話すと、聞かれたのが「IMEI!?」
何を言ってるのかわからず、スマホのデバイス名を答えたり、電話番号をメモして渡しても埒が明かず、むこうもIMEIと書いたメモを何度も渡してIMEIが分からないんじゃお話にならないみたいな感じです。
検索すると、どうやら車の車体番号のようなナンバーがスマホごとに振り分けられているようで、スマホを盗まれた今となっては調べようがないじゃん、と思うのですが、向こうは「お前らIMEIも控えてないのか?知ってて当たり前だよ」みたいな感じです。
ダメもとで息子に再度電話すると、すぐにLINEで返信。IMEI番号が分かり、ようやく受付というか、そこの待合室で待ってなさいと言われました。
#バルセロナで盗難 #パスポートはコピーを持ち歩く
何ですぐに妻のスマホのIMEIが分かったのかは謎ですが、順番を待っている間、息子にIMEIを聞いて、何で直ぐに分かったんだ!?と聞いたら、何のことか全く分からなかったけど、ママのスマホ情報検索したら出てきたから送っといた、との事。何はともあれ助かりました(笑)。
待合室で待っていると3人ほどの被害にあわれたらしい方が順番に入って来ました。
1人目の観光中と思われる大型キャリーケースを持った白人女性は怪我をしていて、身振り手振りで腕時計も財布も取られ手持ちのバッグも盗まれた上に怪我を負わされた模様。
2人目の現地の方!?観光中!?の黒人女性の方は首から下げていたバッグを引っ張られた際に転倒して後頭部を負傷。バッグも持っていかれたということを僕たちにまくし立てることで気持ちを落ち着かせようとしている感じでした。
3人目の穏やかな老女も何かしら盗まれたみたい。
今まで何か国も旅してきて、被害当事者になったのも、現地の警察に来るのも初めての僕たちでしたが、他の方の惨状を目の前に見て、スマホを盗られただけで怪我を負わせられなくて良かったとさえ思いました。
後で現地に住む日本人の方にお聞きしたら、列車の中で首から下げていたスマホを盗まれる、足元においておいた荷物を盗まれる、ホテルのレストランや空港でバッグを盗まれる、は日常的に起きているので、とにかく荷物は持たない、ブランド品を身に着けない、持ち歩くならレジ袋などに現地の新聞を入れて現地人を装うなどが必須だそうです。
また、スペインでは日本人はパスポート現物を持っていなくても、何かあった時にコピーを提示できれば問題ないそうです。(但し、免税店などでの買い物の際は航空券と共に現物パスポートは必要かもしれません。)
#バルセロナで盗難 #ポリスレポート
こんな怪我をした被害者が立て続けにやってくるようじゃ、スマホ盗難の届け出なんて入口の警察官に言われたように、もしかしてホントに何時間も待たされるのかな!?
と思い始めて30分ほどしたら(9時半くらい)呼ばれました!!
もちろん会話は出来ないので、僕のスマホのグーグル翻訳で会話をスタートしたら、その後は、卓上のパソコンのグーグル翻訳を使って文章で質問、こちらの答えはスマホでというやり取りになりました。とっても優しそうな女性の方が対応して下さいました。制服ではなく私服だったので、警察官ではなく事務職!?の方だったのかも知れません。
被害にあった場所を聞かれるのは想定していましたので、ガイドブックに印をつけて説明。その時の状況なども詳細にヒアリングして下さり、作成したポリスレポートを順番にお互いに確認して手交してもらえました。
所要時間30分ほど。
今回の件での反省点
・やたらと大事なデータを画像にしてスマホに保存しない ⇒ 何がベストなのかは分からないのですが紙のメモの方が良かったと思いました
・スマホのIMEIをメモしておく
・携帯会社やカード会社の海外から直ぐにつながる電話番号をメモしておく ⇒ 代表電話に繋がった後、何度も番号を押さないとオペレーターに繋がらないのは非常にストレスと電話代が掛かる
・ホテルの部屋以外、手に持てるものはいつ何時も絶対に手放さない
他にも色々あると思いますが、あまりやり過ぎても旅行を楽しめないけど、つい気を許してしまっている時というのが意外と多いかも知れません。
夫婦二人してあまりにも不注意だったと反省しております。
今となっては、と言うか警察署で被害にあわれた方々を目の当たりにして、不謹慎な言い方だと思いますが、スマホ一台で良かった、海外で警察に被害届を出す経験も出来たから、万が一、バルセロナで何らかのトラブルに合われた方のお役に立てば幸いです。
僕たちのようにならないよう楽しんで旅行にお出かけくださいませ\(^o^)/
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