プロとしての仕事をするということ

スマホを開けば無料で何でも情報収集できる時代。美味しいお料理の作り方は動画で紹介されている。お家の作り方だって何だってスマホで検索すれば誰かが詳しく教えてくれている。

かつて下積みの丁稚奉公の世界だったお寿司屋さん。ホリエモンが「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と言って例にした方は、３か月握り方を学校で学び、お店を出して１１か月でミシュランの星を取った。

そんなことが出来てしまう時代。「コツコツ下積みすること」がダメなのではなく「なんのために努力するのか！？」「どこを目指して努力するのか！？」という視点を持って仕事に取り組むことが大事なんだと思います。

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

以前は情報のコントロールを出来る立場にいる者、会社が強い時代があった。でも今は違う。今まで重宝されてきた経験則やノウハウもググれば動画や画像入りで詳しく紹介されている。プロと素人の境界線がなくなってしまった。

私たちプロが当たり前と思っていた情報や考えていることを、しっかりとお客様にお伝えすることが出来ているのか？私たちの存在価値は何なのか？どういう部分で私たちがプロとして必要とされているのか？望まれている姿とは？ホリエモンの話を聞いた時、そんな当たり前のことを深く考えさせられた。

昔は商店街にお肉屋さんや八百屋さん、魚屋さんがあったのに今はなくなってしまった。スーパーに行けば一か所にまとまっていて便利だから！？スーパーの方が価格が安いから！？僕はずっとそう思っていた。でも、ネットだったか本だったか出所は忘れてしまったんだけど、こういう視点での話を読んだことがあった。

それはお肉やお魚を仕入れて、利益をのせて店頭に並べて売るだけだったから淘汰されてしまったんだと。伝わってますでしょうか！？お肉を加工して美味しいコロッケを造ったり、お魚やお野菜を今日の気温に合わせてどういうレシピにすれば家族が喜んでくれるか？っていう情報を提供しているお店は今でも繁盛しているんじゃないか、っていうことじゃないでしょうか。現にうちの小さな街でも美味しいケーキ屋さん、旬の食材を工夫していらっしゃる和菓子屋さんはいつも大繁盛している。

はい。そうなんです。他人の事なんかどうでも良くて・・・自分がちゃんと出来ているのか！？っていうことですよね。僕は先ほどの一文を読んだ時、まさに衝撃でした。「お肉やお魚を仕入れて、利益をのせて店頭に並べて売るだけだったから淘汰されてしまったんだ。」うちの仕事は不動産の仲介業。アパートのお部屋を貸したいっていう大家様やお家や土地を売りたいっていう方の物件をお預かりして、借りたい、買いたいって言う方を仲介するのが生業。

先ほどの淘汰された商売と同じじゃんか！これじゃダメだ。このままじゃダメだ。って思った。プロとして必要とされる仕事をしよう。代わりがいない仕事をするんだ！！って。今、不動産業界には若い異業種の経営者たちが続々となだれ込んできて成果を上げている。忙しい忙しいと言って何も考えることなく前例にのっとってルーチンワークで仕事してちゃヤバいのは明らかな訳です。

目の前にいるお客様に、地域の皆様に、必要とされる人、会社にならなきゃ将来はない。地元密着と言いながら東京の大手不動産会社と同じやり方では存在価値がない。そう思います。社員様、パート様30人が個性と経験を活かして、それぞれが世界で唯一無二の存在となれるよう皆で工夫を重ね、独自の価値をしっかりと伝えていける会社にならなければお客様が私たちを選んでくださる理由がない。自己満足ではなく周りから見てハッキリと分かるよう皆で仕事を楽しんでいこう。

やっぱり人生はやるかやらないかが全てだな。今日はそんな感じのブログです。