会社の評価基準はどうしたら良いのか!?
先日、とある経営者のグループラインでやり取りしていた際にあった後輩からの質問というか投げ掛け。あっ。後輩と言っても年齢が下というだけで彼は立派な3代目経営者だし当然会社も歴史ある素晴らしい会社。経営者なら誰もが直面する課題についてです。
☑人を育てるにはどうしたら良いのか!?
大まかな内容は各種手当など給与や賞与の評価、査定基準といったテーマです。
彼に限らず経営者仲間の集まりでは良く議論になる話題です。
埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。
このテーマは各社の核心部分なので・・・当たり前だけど情報がオープンになっていない。だからかつての僕もそうだったけど、皆、同じように悩むし正しい答えというのは多分ない。だから横並びで同業他社と同じ基準のようなものを作ろうとする。
20数年経営者やってきて未だに僕はこの部分に答えを出せていないので明文化したものを社内で共有出来ていません。もちろん何度も書式というか基準は作りました。かなり詳細まで踏み込んだマトリックスも作成した。
でも結局、運用するところまではいかなくてお蔵入り(笑)。
だって人の評価をマトリックスに当てはめて正確に表すのが難しかったから。僕には出来なかった。作った書式に合わせて一人、二人と評価、査定していくうちに結局横並びにしちゃう。
定量的な切り口の売上なら数字がはっきり出てるから恨みっこなしだけど、定性的な面は、こういう良い面があるけどこっちがまだまだみたいなのってなかなか難しい。
そもそも僕の前ではみんな当たり前だけど良い人を演じる訳です(笑)。
だから、誰がやっても同じ評価になるような仕組みにしないとエコひいき、好き嫌いになっちゃうわけです。
伝わってますか!?
この時改めて思ったのは、僕は人を評価、査定したいわけじゃなくて、人を育てるにはどうしたら良いのか!?人材育成に本気で取り組みたいんだ!!って言うのが趣旨だったわけです。
☑僕の基準で全部決めちゃったほうが良い
未だにうちの会社には人材育成の体系的なシステムも、誰が何をいつまでに新人さんに教えるとか人事評価システムというようなものがありません。
まあせいぜい宅建の資格を持っていないと店長・課長以上にはなれないですよ、相続支援の資格がないと部長以上にはなれませんよ、ということを僕がアナウンスしている程度です。
冒頭のいわゆる作ったけど運用に至らなかった人事評価の仕組みは自分で言うのも何なんだけど・・・これがまた素晴らしい出来栄えだった(笑)。
でも・・・
いざ運用しようというところでいつも頓挫。
で!!
結局、どうしてるかと言うと
ぜ~んぶ僕基準で決める!!僕の基準で全部決めちゃったほうが良いっていう結論。
って言うと
「え~!?マジで?ワンマン社長過ぎない!?」
って同年代の社長たちから言われるんだけど。
でもよく考えたら、僕が社長の会社なんだから、基本的に僕のやりたいこと、判断基準、考え方、企業文化などなど、僕が目指している社風にならなければ困っちゃうんだから、それが一番自然な姿なんじゃないかという結論です。
だからうちの会社は、全てが僕基準!!
僕が右って言ったら、どんなに優秀な社員様が「いや左でしょう」と言っても絶対に右。
少しでも左に向かう人は当社の方針に反してるからプラス評価出来ないどころかマイナス。僕の方針は納得いかないとか、世の中的にどうかとか、他社ではどうだとか全く関係ない。
誰の会社でもない。うちはうちの目指す会社づくりをする、してるっていうことです。他社に気に入られる仕組みを作りたいわけじゃあない。顔の見えないその他大勢の会社づくりじゃなくて、うちらしい独自の文化の会社を目指しているんです。
伝わってますか!?
☑みんなを幸せに出来るやり方
だから、うちの会社の方針は僕が決めるし、僕が相応しいと思う人に役職についてもらう。
それが一番最速で成果を上げられるし、みんなを幸せに出来るやり方だと自分の判断を信じている。
その時々で方針は結構変わっちゃうんだけど(←朝令暮改は当たり前)、基準は僕だから評価者によってブレが生じるっていうことはない。
その代り僕の考えや方針を、経営方針会や会議、朝礼、毎月の給与明細と一緒にお手紙を入れたりして常に発信する。
とにかく僕の考え方、判断基準、僕が喜ぶことが何で、されたら嫌な事は何かを伝えまくる。
もう6,7年近くそうやってきたら会社の風通しがすごく良くなってきた・・・
と思う(笑)。
だからあなたの会社でもそうした方が良いですよ、なんて言う偉そうな話を彼にした訳では全くないです。
あなたは既に5年以上も経営者として立派に会社をリードしてきた。大丈夫ですよ。あなたにはあなたの立派な考え方があるんだから何も迷うことも心配することもはないですよ。ブレることなくその考えに自信を持って経営するのが絶対に良いと思いますよ♡
ということをお伝えしました。まあ役に立ったかどうかはわからないけどね(笑)。
長かった割には、そんな結論の今日のブログです。
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