「らしさ」を大切にした経営を心掛けたい

不動産の決め手ってなんでしょう！？例えば間取り、立地、金額・・・。いわゆる条件の部分。でもそれだけじゃない。条件や金額だけでお客様が決断できるならポータルサイトで完結できるし何ならアマゾンだっていい。でも実際にはそうはいかない。

大抵のものはネット通販で手に入れられる。今や不動産だってそう。スーモなどのポータルサイトで検索して、気に入った物件をメールで問い合わせて、内見はVRゴーグルや360度カメラ、動画をスマホで見て、インターネット上で重要事項の説明（IT重説）受けて電子契約する。電子ロック式の玄関ドアのパスワードをLINEで教えてもらえば対面することなくアパートに入居できる。

既に特別なことではない。遠方からの転勤などで現にアパートの内見をすることが出来ない、不動産屋に行ってる時間がない、家の間取りや設備に興味がない、そもそも営業マンと対面するのが面倒臭い(笑)。理由は様々だろうけど、埼玉の片田舎で営業している当社でもとっくにIT重説は日常茶飯事なやり方だ。

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

でもまだまだこのやり方は主流ではない。主流になるのかどうかも良く分からない。でもこの人に頼らない、対面しないで完結するという比率が高まっていく事は確かだと思う。

本や洋服、様々な雑貨や医薬品、日常の食料品はスマホがあれば事足りてしまう。実店舗が不要。特段、説明を聞く必要もない。不動産だって賃貸が先行して実証実験が行われ法制度も環境も整備されてきた。近い将来、売買に関してもこの流れは避けられない。

でもまだ全てがそうはいかない。法令やハードの整備ではなく、そうはいかない部分が不動産に関してはまだまだ多い気がする。

その「そうはいかない」部分が私たちの出番ですよね！？私たちが使命感を持ってお客様からの期待にお応えする不動産仲介という仕事。人と人、あるいは人と物件を結び付けていく仕事であり、「売りたい・買いたい・貸したい・借りたい」という人の気持ちに寄り添う特別な仕事だと僕は思います。 本質的に「人」ありきの仕事なんじゃないか！？とも思います。

当社の経営力、営業力、魅力、そして進化するスピードも、最も大切なのは人です。使命感を持った人たちが集まり良いチームをつくり、継続的な変革に取り組むことで、持続可能な競争力を得ることが出来る、と信じています。

もちろんそれは、言うのは簡単ですが実際に実現するのは難しい（笑）。楽しみながら仕事に取り組める環境を作り、そうすることで長く勤めて頂けるという視点で、あるべき姿を考え社長として様々な策を実行してきました。その重要な要素の一つが、自ら発想し、発言し、行動できる自由です。

スタッフの皆様がお客様と接する瞬間に与える印象が東上不動産という会社のサービス品質の評価を決める。電話もメールも同じ。お客様と接するその瞬間が経営判断そのものだということです。

社員様パート様お一人お一人が会社の経営方針と文化を理解し共感し、自ら発想して行動できる環境の中で、高いモチベーションを維持して仕事をしていることが必要になります。皆様の献身的な長年の取組の結果、一定の成果を挙げることが出来てきたと感謝しています。 

しかし、このプロセスには完成はありません。会社の進化とともに新たな課題も生まれています。また、良い仲間がいてチームで取り組むことでお互いに刺激し合い、より効率よく高い成果に辿り着くことが出来るとも考えています。組織拡大のマイナス面もプラスになるよう発想していきたい。 

僕の仕事は、店舗数や売上などの数値目標の達成や接客などの現業ではなく、持続可能な競争力につながる仕組みを育て定着することです。東上不動産「らしさ」を大切にしながら、引続き皆様と一緒に、より明るく豊かな人生を築けるよう全力で取り組んで参ります。今日はそんな感じのブログです。