百の決意よりも一つの実行
口だけで中々実行しない人、最初の一歩を踏み出そうとしない人って意外と多いものです。仕事関係の本を読んだり研修に行っても具体的に始めなければ何も変わらない。会社の費用と時間で参加した研修の内容は実行しなければならない。僕はそう考えています。
☑研修後の懇親会には必ず参加してくること
うちの会社には研修に行った最短の月曜朝には研修報告をするというルールがあります。
業務で忙しい中、研修に行って、レポートを書いて、報告する人は大変だと思います。でも僕はこの報告を聞く時間が大好き。
だってホントは僕も全部の研修に行ってみたい!!そう思っているからです(笑)。だから僕にも皆さんが学んだ内容を教えてほしい。もちろん僕一人への報告時間ではなく、幹部スタッフにも研修内容をどう業務に活かせるのかを同席して頂いています。
レポートは簡単な書式にはなっていますし、報告に特別な事、やり方など何もありません。ごく一般的な書式だと思います。
うち独自のルールがあるとすれば、研修後の懇親会には出来れば2次会まで参加してくること!!というくらいです(もちろん費用は会社持ちです)。コロナ禍ではそもそも研修がWEB形式なので、実際にはこの2年間全く実行は出来ていません。
☑まずは実行するという決断をすること
「どんなテーマで、何人くらいの参加者で、こういう内容で、気付いたことはこれで、このことは実行しようと思います」
「うんうんなるほど。そうなんだ。教えてくれてありがとう。で!?いつまでにそれを実行してどういう風に効果測定しようか!?」
そして責任者が全ての研修参加を一覧表にして、その後、実際に取組んでいるかどうかのチェック&効果測定をする。というルールにはなっていますが、これがなかなか難しい。
そもそも実行しない人もいれば、せっかく取組んでくれているのに上司がそのことを把握していない、というパターンも往々にしてある(笑)。
とにかく避けたいのは
「勉強になりました」「とても良い研修でした」
で終わらせずに・・・
まずはその中の一つをいつまでに実行すると言う決断をするということだと思っています。
経営者仲間の会話でも・・・
「あの人の講演は面白かった」「期待していたよりもつまらなかった」「前に聞いた〇〇の話は良かった」
という会話は意外と多いです。ヤバいですよね(笑)。
☑実行して結果を出した人の方が評価される
頭でっかちの知識がいっぱいだけ、なんて会社経営ではほとんど意味がない。人の話にいちいち割り込んできて能書きいっぱい垂れる人に限って「で!?あんたそれやってみたの?」って聞くと「いや~なかなか時間なくって・・・」「それやるとかえってこっちがダメになっちゃうと思うから・・・」「うちの会社とは規模が違いすぎるでしょ!?」
だったら言わない方が良いですよね。っていうか、そもそも知ってるだけで取組む気もないのに、何のために知ってるだけってことを僕に伝えようとするのか!?全く持って意味不明ですがそういう人って結構多いです(笑)。
学校のお勉強は知識と記憶力を試す試験が多かったけど、実社会ではそうじゃない。うちの会社ではどんなに知識が豊富でも、その知識を活かして何かしらの収益構造に落とし込んでくれないと具体的な評価がなかなかできない。なんなら知識や能力なんか全くなくっても、実行して結果を出した人の方が評価されるのです。
僕が会社でみんなにお願いしていること。それは「とにかく一つ実行してみよう♪」という事。100点なんか全く目指さなくて良い。70点。いや。50点、30点でもいい。まずはやってみよう!!ということです。
☑勇気を振り絞って歩き出した一歩が思い描いた素晴らしい景色につながる
生真面目な人、完璧主義な人は最初から満点を目指そうとするから要注意です。最初の一歩を踏みだせない。人からどう見られるかが気になって動けない。良く分かります。でも安心してください。誰もあなたのことをそこまでじっくり見てくれてはいません(笑)。
1週間後の80点より、30分後の30点の方が遥かに良い。だってその足りない部分を30分後にアドヴァイス出来るかもしれないし、スタートさえすれば徐々に良くしていくことが出来る。
1週間も経ったら状況が変わっていて、今更もういいやってなる場合も多い。でも世の中ってそんなもんですよね(笑)。だから、ちょっと勇気を出して一歩、いや手を伸ばすだけでもいいから進んでみたいと僕は思います。
あなたも僕も勇気を振り絞って歩き出した一歩が思い描いた素晴らしい景色につながる良い一年となりますように。
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