伝えたつもり

伝えたはずなのに全然伝わってない事ってありますよね！？ 僕は良くあります(笑)。誰かに何かをお願いしてそれがなされていない場合、やらなかった相手にも非はあるだろうけど、根本的にはちゃんと伝えられてなかった僕が悪いんです。伝わってますか！？

何かを依頼したのに、期日までに完了しない、頼んだのと違う方向性で進めてしまっている。そういうことってありますよね！？

それが会社なら頼んだ人が上司である場合がほとんどでしょうから、頼まれた人が叱られることになる。そういうパターンが多いと思います。

でも、うちの会社は逆です。頼んだ方が悪い。
 

うちの会社ではそういうルールです。時々、朝礼や会議でそのことを確認しています。ルールを明確にしておく、というと大げさかもしれないけど決めておいた方が後々お互いに嫌な思いをしないで済むはずだからです。
 

だから頼んだ人がしつこく確認する。
 

「意味分かったかな！？」「やってくれてる！？」「どこまで進んでる！？」「こういうふうにやってくれてるかな！？」「期限までに終わりそう！？」
 

もう～うるさいっ！！って感じでしょうか(笑)。
 

頼まれた人が意地悪でやらない、間違うってことは無い訳だから頼んだ人が確認するのが当たり前だと思うのです。

社内だから、言わなくても分かってくれるはず、っていうのは、まず分からない。

だって一緒に暮らしている夫婦や親子、家族だって伝わらないことがあるのにねぇ(笑)。

 
そしてもう一つうちのみんなにお願いしているルールは・・・
 

頼まれた人が、何を頼まれたのかがよくわからない場合、頼んだ人に「頼まれた内容がちゃんと伝わってなくて困っています」って頼んだ人に伝えてあげてほしい、ということ。
 

頼む方の言葉足らず、前後の状況説明がない、やる意味を伝えてない、ってことがあると頼まれた側も時間の無駄になってしまう。
 

「えっ！？社長の言ってることがよく分かりません！！」
 

って、言ってもらった方がお互い時間の無駄にならないし、より理解しあえる、コミュニケーションが深まるって思ってます。
 

その上で、「言ってることがわからない」と伝えずにやらなかった、違うことをやっちゃた場合は、頼まれた方が悪かったというルールです。

世間でよく言う報連相。
 

一般的には部下が上司にするっていう形だと思いますが、うちは逆ということです。
 

上司から部下の方に報告してもらいたいと思っていること、連絡があるかないか、相談ごとを確認してくれるようお願いしています。


例えば僕は、オーナー様から手土産でお菓子などを頂いたら、社内LINEで知らせて欲しいとお願いしています。
 

下らないと思うかも知れないけど、支店にしか行かれないオーナー様もいらっしゃるし、僕は不在のことが多いので、次にお会いした時にお礼をちゃんとお伝えしたいし、みんなも、どなたから頂き物をしたかを知っていれば誰でもお礼が言えると思うからです。
 

取引先の方に食事をご馳走になったとか、そんなことも知っていればお礼の電話を入れられる。
 

上司が何を報告してもらいたいと思っているのかなんて、忙しい部下の方はわからないもんね(笑)。
 

報告してもらいたい人が聞きに行くほうがシンプル。
 

僕はそんな風に思ってます。