それでもやっぱり努力は大事だと思う

北京冬季オリンピックでフィギュアスケート男子フリーに挑んだ羽生結弦をインタビューしたスポーツキャスターの松岡修造に「もうなんか努力って報われないなって思いました。」と答えた報道番組を当時見ました。

努力すれば夢は叶う。努力することが大切なんだ。マジメに努力していれば神様が見てくれているからきっと良い結果になるよ。

今までこういうセリフを何十回、何百回と耳にしてきた私たち。羽生選手の言葉に衝撃、涙した視聴者は多かったのではないか。僕もその一人。

努力と言う言葉なんかでは表現することのできない、人生の全ての時間をフィギアスケートにを賭け挑み続けてきた羽生選手。そのことを知っているからこその重い、とても胸に刺さる言葉だった。
 
とてつもない努力をし続けてきた人だからこそ言えた言葉。そう感じました。

努力すれば夢は叶う。
 
努力している人の状況や努力しているという内容、方向性などを全く知らずにそういう言葉を掛けるのは、励ましと言う名の無責任な言葉になってしまうんじゃないか！？そう思った。
 
そして、みんな分かってるけど口に出さないこと。努力したって報われるとは限らないということ。
 
それでもやっぱり努力するということはもちろん大事なことだと思う。

でも。もしかしたら目的そのものが努力にすり替わっちゃてるんじゃない！？っていう事がある。努力している自分が好き。 

プライベートなことならもちろん良いと思う。でも、仕事というのは結果が全て。 

僕たちの業界のような営業でいえば 

「お客様に喜んで頂けた結果」 ＝ 「契約数」 

自分のことだと色々言い訳考えちゃって正当化しちゃうんだけど(笑)、一生懸命努力したんですが・・・では残念ながら評価はされないわけです。

一生懸命努力したんですが、良い結果が出なかったんでカタログには嘘のデータ書きました・・・っていう訳にはいかない。 

僕は車の性能などのスペックには全く興味がないのでよく分からないけど、以前、三菱自動車でデータの不正問題が発覚したことがあった。 

三菱自動車を買った人が皆、燃費が他車より良かったから買った訳じゃないと思う。 

スタイルが良いとか、色がかわいいとか、営業マンを気に入ったとか。

車には詳しくないし製品としての車そのものにはそれほど興味がない。僕も含めてそういう人って多いんじゃないかな！？

燃費表示を正直に表示するのと誤魔化して表示するのとで、どのくらい販売台数が伸びたのかは分からないけど、大して変わらなかったんじゃないのかな。 

努力せずに結果が出せる人という方も少なからず世の中にはいらっしゃるでしょう。羨ましい(笑)。

僕たちは努力するために会社にいるのではなく、結果を出すためにいるんだということですよね。 

今日はそんな感じのブログです。