僕の原点はここにあると思った

今年も恒例の東上建設協力会の一泊二日のバス旅行に行ってきた。平成５年に創業して２４年。何とかここまでやってこれたのは協力会の職人さんたちに支えて来て頂いたおかげです。

何にも分からないままに創業して・・・と言えるのは今になってからの話。当時は何も分かっていない、ということすら分かっていなかったからwww

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

平成５年に東上建設を創業して２４年が経ちました。現場のことも、職人さんとの関係も、社会のイロハも、今思えば何も分かっていなかった。でも僕自身はいっぱしの男だと思っていた。注文住宅の建築受注営業なんて、もちろんしたこともなければ、誰かが営業しているところを見たこともなかったけど、頑張ればなんとかなると真剣に思っていたし、根拠はなかったのに何しろ自信があった。本屋さんで営業関係の本を何十冊も買って、読み漁って書かれているトークや手法は全て実践した。世の中はそんなに甘くないってことがそもそも分かっていなかった。多分、そういうことですwww

ワープロで打ち出した文字を切り貼りして輪転機で白黒印刷したチラシをひたすらポスティングして回った。市内近郊の団地から農家まで思いつくままにポストにチラシを投函して、夜９時くらいまでだったら平気でピンポン営業した。いわゆる飛び込み営業です。今なら完全にアウトだろうけど、まだまだおおらかな時代で「お兄ちゃん頑張ってるね。」なんて言ってもらえた。そんな時代でした。

 

まあ一事が万事そんな調子だったから、現場で職人さん相手にこっちは打ち合わせしているつもりだったけど、職人さんは「こいつ大丈夫か！？」「何にもわかってないな。」って思ったんだと思う。ある日、「普通、工務店には協力会ってのがあんだけど作ってもいいかい？」って職人さんたちが立ち上げてくれたのが東上建設協力会。

そもそも会社主導で作った会じゃなくて「このままじゃヤバいよな。」って切羽詰まって立ち上がった感じだったんだと思うwwwだから最初から工程の前後関係にある職方さんたちが自然に連絡を取り合って、僕を頼らずに、あるいは何も分かっていない僕に聞いても仕方ないから、自分たちで手戻りや無駄作業がないように組織された会だった。僕も何か聞かれたときは「普通はどうするの！？」「他の工務店ではどうやってるの！？」って逆に質問して切り抜けてきたwww

 そんな協力会もここ数年で世代交代が進んで、今は当時の息子さんたちが現場で活躍してくれています。一番年下だった僕もいつの間にかみんなのお兄さん的立場になり、今では創業当時の僕の姿を知る人はほとんどいなくなりました。

 

僕をいつも支えてくれてきた協力会。僕の全ての原点はここにある。旅行をしながら何度もそう思った。僕がそうしてもらったように、僕も世代交代した若い彼らに何か伝えていければ良いな。そう思った。

でも、決して順風満帆な２４年ではなかった。むしろ大変な時、色々な問題を抱えて悩んだ時間の方が多かった。人の問題。お金の問題。現場のトラブル・・・。今だって色々なことがある。良いことも悪いことも、楽しいことも苦手なことも、笑ったことも泣いたことも、その全てが自分が歩んできた道。全ての経験があって今の自分があるんだなって今は思える。今日はそんな感じのブログです。

 

 

 

#原点#創業#協力会#選んで頂ける会社#節目