研修の内容よりも仲間作りが大事だと思う

さてさて。うちの会社で一番力を入れているのは「人を育てる」っていうこと。もちろん売上や商品力も大事。だって会社は学校でもなければボランティア活動の場じゃないんだから。それは、うちのスタッフ３０人は全員異業種採用だからなのかもしれません。

まあ今に始まったことじゃないんだけど、ライバル会社の出店や異業種からの参入、価格競争などなど厳しい競争にさらされている不動産業界。 

でも世の中のほとんどの業界、会社がそうなんだと思います｡

普通の不動産会社では研修とか勉強なんていうのはあまり無いみたいなんだけど、うちの会社のみんなには入れ替わり立ち替わり色々な研修会に参加してもらっています。

それは、今こそ「人づくり」「人材育成」に取組むタイミングなんだと僕が思っているから｡

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

自分自身が全くもって完成された人間でもなんでもないのに「人づくり」なんて偉そうな言い方だけど、僕自身の成長も含めてっていうことですからね（笑）。 

理想を言えば、お客様にも、働いてくれているみんなにも満足してもらえる会社作り、身近な人に自慢してもらえるような会社作り、社員様の幸せにも貢献できる会社にしていきたいと思ってる。

会社が競争力として価値を持つのは「人」。社員様パート様の知恵や工夫、お客様を思う気持ちであって、商品そのもの、まして価格ではないはず。 

僕は、意欲ある社員様パート様の成長を、活力ある職場環境と人の育成を伴った制度、仕組み作りで誠心誠意全力で取組んでいきたい、と思っています。 

そんな思いを形に表すために､みんなには各種研修会やベンチマーク視察など、業務で忙しい中､積極的に参加して頂いています。 

そして、参加後の報告会では「良かったです」「参考になりました」という感想ではなく、「何が良かった。」「何が参考になった。」にプラスして、自部門や自身が抱える課題に対して「どこを活かすか」「どういう解決策を得られたのか」まで踏み込んで教えてもらうようにしています。 

時間さえ許せば、本当は全部自分が出てみたい。だけど、実際には出れないので､代わりに参加して頂いた方から内容を僕が教えてもらっている、という感じです。 

もちろん一回の研修に出ただけで業績が良くなったり、人が変わるなんてもちろん思っていませんし､僕にも出来ません。それにこれは皆にも伝えてることなんだけど、研修やセミナーの内容そのものはどうでもいいと思っています。主催者の方ゴメンナサイ（笑）。 

それよりも大事なことは、学んだ事を自分なりに良く考えて、創意工夫をして、より良いものに仕上げようとする習慣を身に付けることが出来れば、研修に参加した意味があるのではないかと思うからです。

さらに僕が皆さんにお願いしているのは、他の参加者と懇親会に必ず参加して仲間作りしてきて欲しいという事です。なので２次会までは、もちろん費用は会社持ち。 

懇親会では、研修内容や仕事の話なんかしなくていい。むしろしないで欲しい。 

他愛もない雑談の中から、それぞれの素晴らしい生き方、考え方、発想の仕方なんかに刺激を受けたり、その人の会話をきっかけにその人の住む知らない街に行ってみたくなったり・・・ 

人は人によって磨かれる、と言いますが、やはり良い仲間、目指す人を見つけてその背中を追いかける、というのが成長の一番の原動力だと思う。 

社外の人と下らない話をざっくばらんに言い合える仲間作り。そんなことが出来たら最高だよね、って話をしながら毎回研修に送り出しています。 

僕自身、若い頃から青年会議所活動を軸に、色々な会に参加したり、研修会に出てきて、何が財産だったかって言うと・・・ 

講演で聞いた内容や研修プログラムじゃなくて、いつでも気軽に電話できる先輩や仲間が全国にたくさん出来たことだと思う。そしてその人たちの生き方や仕事に対する考え方などからたくさんのことを学ばせて頂いて今の自分に成長してきたということだと思う。 

そして今、社員様パート様が研修に参加するたびに色々なことを覚えたり、刺激を受けたり与えたりしながら着実に成長してくれているのを実感しています。 

そんなことが、今一番、僕にとって嬉しいこと。 

今日はそんな感じのブログです。