リーダーの役割は何か！？　その１

会社によって、組織によって、それぞれ期待されるリーダーの役割って違うと思うんだけど、うちの会社のリーダーの役割として最も大事なのは「人材育成」です。

うちの会社は営業会社。だから業績をきちんきちんと毎日毎月達成しなければやっていけません。何か大きな資産があって営業的に赤字でもそれを取り崩して食っていけるということも残念ながらありません（笑）。

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

なので業績をきちんと達成できるというのは当たり前ですが、リーダーとして、というよりも会社の文化として僕が一番大事にしているのは「人を育てる」ということです。自分自身、まだまだ半人前なのに「人材育成」なんて言うのはおこがましいんだけど、より豊かで良い人生を歩めるよう皆で人間力の向上に取り組んでいきましょうね、ということです。

具体的には全ての業務は「この仕事を通して部下を育成することを意図しているか！？」という視点を持つことがリーダーには求められています。自分の部署や自身の業績達成だけのために人を使うということは絶対に許されないという雰囲気の会社です。

 

こんな偉そうでカッコつけたこと！？書いといて何ですが・・・

もちろん社長になった最初から人を育てるとかそんなことやってたわけじゃあないですよ。つい最近のことです。約５年前から。今でこそ社員様パート様ともに定着してくださって平均在職８．８年。１６年もお勤め頂いてるパート様もいらっしゃるくらい安定してますがそれまではひどい会社だった（笑）。

入社して３年くらい経ってようやく独り立ちできるレベルになったかな！？っていうくらいで退職・・・次から次に採用しちゃあ人が辞めて入れ替わるっていう感じ。だから７，８年前くらいまでの在職者なんて正直全く顔も名前も僕は思い出せません。それくらい人が入れ替わってた。

これじゃあ疲れちゃうな、どうしたら良いんだろう！？もっと良い人来ないかな・・・って本気で思ってた。伝わってますでしょうか！？悪いのは自分じゃない。採用したのがアホな奴らばかりだと思ってたんです。でもホントに一番アホで会社経営っていうことを分かっていなかったのは自分だったってことです。

人が大事。人は育てるものだ。そんな言葉は東上建設を平成５年に立ち上げた２０代のころから知ってたし、経営者仲間と会うといっぱしに「やっぱり企業は人だよね～」なんて言ってた。でも。本当の意味は全く分かってなかった。分かったフリをしてどこかで聞いたセリフ、言葉を一丁前に使って一人前の経営者気取ってただけ。

今思うとホント恥ずかしい。２５年前に人を育てるっていうことの本当の意味が分かってたら・・・とっくに上場してるんじゃないかな（笑）。

じゃあなんでこのことに気付いた、気付かされたのか！？

それは縁あってスターツ、ピタットハウスと知り合ったから。スターツ、ピタットの社員さんは誰と話していても良い意味で金太郎飴だった。会社が大好き。同僚が大好きでお休みの日までプライベートでBBQしたり、会社行事で社員旅行に出掛けたり、毎月毎月飲み会したり、今どき運動会までやってる会社って何なの！？って調べたらグループの理念が「人が心がすべて」。

そのことを試しに何人かのスタッフの方に同じ質問をしてみたら・・・

見事に誰もが同じ答えだった。「創業者の村石が・・・」。

凄い会社だなって思った。そしてその当時、人のことで悩みに悩んでいた僕が閃いたのは、そうだ！ピタットハウスはFCやってるから加盟できるものなら加盟させて頂いて一から人づくりを学ばせて頂こう！！ということだった。つづく。