リーダーの役割は何か！？　その２

今思えばひどい会社、というよりひどい社長だった。何も分かっていなかった。でも言い訳になっちゃうけど当時は食うのに必死だった。とにかく黒字にすること。それだけだった。

はい。という事で前回のつづきです。

「人は育てるものだ。」「上司が部下を育てなくてどうする！？」「部下を育てるつもりがないんだったら役職を下りろ！！」なんていう言葉を社内会議で年がら年中吐いている人材育成至上主義の僕です（笑）

でもね。これは、今でこそ、の言葉ですよ。

当たり前だけど会社が黒字で、ある程度儲かってるからそんなことが言えるようになったんです。

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

まあその業績を作ってきたこと、４年で倍増に関しては９／２０付のブログで書きましたので良かったら読んでみてください。https://to-jo.co.jp/contents/1598

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の武田信玄の言葉も今なら少しは理解できて来た気がします。

世の中には役職が付いた途端に威張る人がいます。何人もそんな人を見てきた。特に男は役職と言った権威に弱いというか役職がとにかく欲しい、役職に就くことが目的と言う役職好きが多い気がする（笑）。

立場柄、業界その他の各種の会に在籍させていただく機会が多いんだけど、とにかくみんな揃いも揃って役職好き。役職に就きたがる。役職に就いて何かやりたいことがあるなら良いんだけど、役職の名前だけ欲しい人が多くてホントにビックリ。

僕は役職そのものには全く興味はない。ただ自分の中でやりたいこと、あるいはその会をもっと良い会にするために、トップを自分でやってリーダーシップを発揮した方が手っ取り早ければやります（笑）。その代わりとことんきっちりやりますよ。結果も残すし何かあればちゃんと責任も取る。

そんな僕が思うリーダー像。それはメンバーがモチベーションを高く持ち、自発的に考えて行動する組織を創るということです。そんな事をリーダーに要求する僕は会社のリーダーですから会社全体をそのような文化にするという使命、責任があります。それはもう大変（笑）。言ってる本人が出来てないんだから。

自発的とは言っても新人で業務がまだ全く分かっていないとか、若くて社会経験が少ないなど、自発性を求めることが今の段階では出来ない人や厳密な業界ルールや法規制があって、とにかく手順が決まっている、時間的な制約がある、という場合は別ですよ。いわゆる指示命令型で「いついつまでにこれやっておけ！！」ってことは、まだまだたくさんあるし、正直そっちのほうが早くて良い結果が得られる場合も多い。

それでも最近、テレビで連日のように報道されて問題視されているように、今はスポーツの世界であっても、いわゆるスパルタなやり方やパワハラまがいの命令型はダメみたいなので（笑）。僕もグッとこらえて人を育てるということに徹しています。

我慢の甲斐あって、というのは冗談で、スターツ、ピタットハウスという良き事例が身近にあるおかげでこの５年ほどで社員様、パート様がグングン成長しているのを実感しています。決めたことは驚くくらいの速さで皆が実践してくれる。皆様のような大きな会社に比べればまだまだだの数字だけど、うちの会社の業績としては、しっかりと右肩上がりで成長し続けている。

僕が言う「人を育てる」とは「人を活かす」ということ。うちの会社は基本的に同業者からの中途採用はしていない。全て異業種。そんな世代も経験も働く時間も異なる社員様、パート様たちが成長し続けていくために必要なのは、持ち場に関係なく皆が生き生きと楽しそうに働いている姿だと僕は思っている。スタッフの活気みなぎる会社。その環境づくりが出来る、作ろうと先頭に立ってくれるのが当社でいうリーダーなんじゃないかな。今日はそんな感じのブログです。