慢心しないという難しさ

たまたま上手くいったり、時流に乗っただけなのに成功することがあるとつい慢心してしまうもの。ホントは周りの皆様の手助けがあったからこその結果なのについつい自分の手柄、能力だと勘違いしてしまう。そんな僕です(笑)。

僕個人の過去の経歴やうちの会社独自の取組や結果で人に自慢できるような成功例なんていうのはホントは何一つないはずなのに、ちょっと上手くいったことがあるとつい自慢したくなる。

まあそれだけ「上手くいったな。」っていうことが数少ないということか！？だって年がら年中、上手くいってることだらけだったらいちいち自慢何かしてられないもんね(笑)。

それでも毎年毎年、スタッフの皆様にご協力頂いて作成している経営計画というものが当社にもあり、社員様パート様のおかげでその一つ一つの目標を達成していくわけです。

埼玉県東松山市で「お客様の節目節目に何度でも選んで頂ける不動産・建築会社」を着実に丁寧に目指している株式会社東上不動産・株式会社東上建設代表の宮村です。

はい。

ということで、ついつい慢心してしまうという問題。自分が慢心している状態にあると自覚できるような人ならそもそも慢心して失敗することはないのでしょうが・・・。

こんなことを書いている僕はちょっと上手くいくとついつい好い気になったり、謙虚な姿勢ではなくなってしまいます。

そして上手くいっていたことが上手くいかなくなってしまったり、お客様から叱られるような事態が発生してしまって・・・ハッと気づかされる。そんなことの繰り返し（笑）。

そんなバカな自分にいつも言い聞かせていること。

それは「お前勘違いするなよ！！」っていうこと。

例えば業績が向上した、目標の利益を達成した、ということは今の頑張り、努力、まして自分のおかげなんかじゃあないんだっていうことです。

創業以来、でっこみ引っ込み色々なことがあったにせよ、綿々と続いてきて今があるということです。今は在籍していない多くの先輩諸兄の実績の上、信用の上にのって仕事が出来ているんだって思っています。

それでもつい「俺の実績」「俺の目の付け所が良かった」「俺って凄い」って思っちゃうダメな自分がいます（笑）。

口先の言葉の丁寧さや人に会った時に頭を下げていれば謙虚っていうことじゃあない。まあそれすら出来ない人よりは少しはましかも知れないけど（笑）。表面的に謙虚さを装っていても心の中に傲慢さ、気持ちが驕っていることが結構ある。そんな僕です。

過去に何度もそういう人、会社が消えてなくなったのを目の当たりにしてきた。もう一生その人の栄華が続くんじゃないか！？僕の出番なんて夢のまた夢だなって思って見てた人はもういない。バブル崩壊やリーマンショック、東日本大震災後の不景気でみんな消えた。今、残っているのは地道にコツコツと自分の頭で考えて実行してきた人だけ。

さて「情けは人の為ならず」ということわざがあります。本来の意味と使い方を間違っている人が多い言葉ですが「自分の投げたものが自分に返ってくる」という意味合いです。「えっ！？」と思った人ググって確かめてくださいね（笑）。

入社した頃は何も分からなかった、知らなくて先輩やお客様から多くのことを学ばせて頂いて成長したにも関わらず、少し仕事が出来るようになってくると、全て自分の力で身につけた知識、実力だと勘違いする人が多いものです。

あっ。

僕の事ですよ(笑)。

７年前に計画した「５年で倍増」。一年前倒しの４年で倍増して、昨年、６年目で２．９倍に出来たところで慢心(笑)。昨期は久しぶりに全ての部署、部門を停滞させてしまった。

人生は後半に向かってどんどん良くしていく、ますます幸せになっていく、豊かな人生になっていく、というのが僕の自論。僕個人はもちろん社員様パート様みんなの話です。

その為には裏付けとなる業績の向上は当たり前な訳ですから昨年はしくじった(笑)。慢心そのものだったわけです。誰が悪いわけでも景気でも環境でもまして政府なんて全くうちには関係ない。

９月から始まった新たな期から再スタート。本日創業の気持ちに立ち返ってぶっ飛ばします。

今日はそんなブログです。